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三益製薬ブログ

2017年10月

中医学の考え方

「針・灸・漢方」は全てが中医学なのでしょうか?
 
中国で生まれた医学を「中医学」ということは多くの方はご存知だと思います。
では、「針・灸・漢方薬」を使った治療は全て中医学でしょうか。
 
答えはNOです。
 
中医学で一番大事なものは『理論』です。
 
「針・灸・漢方」は中国で生まれましたが、
これらは「中医理論」の上に成り立つ治療法であります。
 
つまり、「中医理論」に沿った「針・灸・漢方」の治療を行わなければ、
それは中医鍼灸・漢方とはいえません。
 
基本理論は、唯物論や陰陽五行に集約されています。
また、中医学では天人合一という人間は
自然界の影響を受けて生活しているのであって、
人体と自然界を分けて考えることはできない。
 
2017.10.25.JPG

大自然を宇宙とすれば、人体は小宇宙であり、
自然界で起こる様々な現象は、人体にも同じく現れるとする観念を言います。
 
上記の観念の元、季節、気候の変化や感情のあり方で、
身体にどのような変化が起きやすいかを察知し、
発症する前の予防を第一としています。
 
日頃より『未病』を意識して生活することをおすすめします。


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中医学、漢方   2017年10月25日

あなたは熱証?寒証?

今週より全国で気温が下がり、
いきなり寒くなったことで体調を崩される方も多いのではないでしょうか。

福岡では、幼稚園で今年初のインフルエンザによる
学級閉鎖があったと報道されていました。

本日は、中医学の基本をご紹介いたします。
中医学は「証」を立てるところから始まります。
「証」とは個人の体質であり、見極めることを重視するのが特徴です。
 
そして、最初に明らかにすべきなのが
「熱証」と「寒証」という基本的なタイプです。
 
簡単に特徴を説明すると下記の通りです。
「熱証」は汗っかきで顔が赤く、ほてりが強い人。
「寒証」は局所が冷えていて顔色が悪く、温かいものを好む人。
 
中医学ではほてりや寒がりから病気へつながると考えることがあり、
どちらでもない「正常」の状態を目指していくことが大事です。
 
「熱証」の方は汗をよくかき、口が渇きやすい方で、
熱を適度に冷ますことができる涼性の食材がおすすめです。

20171018.jpg
これから旬の食材であれば、白菜、ほうれん草、チンゲン菜、れんこんなどです。
その他、緑茶、小麦、豆腐等も当てはまります。
 
「寒証」の方は顔色が白く、手足がいつも冷えている方で、
体を適度に温めることができる温性の食材がおすすめです。


201710182.jpg


これから旬の食材であれば、かぼちゃ、しょうが、鮭などです。
その他、黒砂糖、酢、にんにく等も当てはまります。

自分の体質を把握した上で
その体質に合った対応をしていくことが大事ですね♪

 

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季節ごとの症状   2017年10月18日

どっちが陰でどっちが陽?


私達が生活している世界にはいたるところに陰と陽が存在します。
 
例えば、上が陽で下が陰、外が陽で内が陰、男が陽で女が陰、背面が陽で前面が陰。
見えるものから見えないものまで。
 
数字にも陰と陽があります。
 
奇数と偶数、陽でどっちが陰でしょうか?

20171011.jpg

答えは奇数が陽で、偶数が陰。
 
諸説ありますが、陰陽理論において奇数は動的で不安定な数なので陽とされ、
偶数は静的で安定した数なので陰とされているそうです。
偶数は偶数どうしを足しても引いても掛けても偶数しか生まないが、
奇数は偶数も奇数も生み出す発展的な数字だという考え方です。
 
この古代中国の陰陽という考え方が日本に伝わり、
奇数が縁起がよいとされ、日本でも定着しています。
 
例えば、陽である奇数が重なった日に縁起のよい節句が行われます。
3月3日は上巳の節句、5月5日は端午の節句、
7月7日は七夕の節句、9月9日は重陽の節句などです。


当たり前に身近にあるものでもひとつひとつ
ちゃんと意味が存在していて、意味を知るとより面白いですね♪



 

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ちょっとひとやすみ   2017年10月11日

十五夜とお月見団子

本日は、十五夜ですね。
今日は全国的に晴れ〜くもりのところが多いので
雨の心配をせずに各地で十五夜の観賞を楽しめそうですね。
 
20171004.jpg

福岡では昨日の夜、すっきり晴れていて
月がとても綺麗に輝いていました。
今日もそのような月が見られることを楽しみにしています。
 
さて、十五夜にはよく「お月見をする」と言いますが、
この風習、実は平安時代から続いているそうです。
その後、江戸時代になり、秋の収穫を感謝する場として
月にお供えをする風習ができました。
日本の年中行事のように私達の生活に馴染んでいる「お月見」ですが、
約1300年前よりこの風習が現在まで続いていることは本当素晴らしいですね。
 
お供えものの代表の食材はお月見団子がですが、
こちらは上新粉(うるち米の粉)で作られます。
秋に穂をつけ収穫される米は秋の収穫を祝うものとしてぴったりです。
薬膳ではお米は冷える性質も温める性質もない
平性という性質をもつ食材なので適している食材です。

日頃より月を観る方、観ない方いらっしゃるかと思いますが、
一年の中で一番美しい月をご覧になってはいかがでしょうか。



 
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ちょっとひとやすみ   2017年10月04日

三益通信NO.11

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三益通信   2017年10月02日