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三益製薬ブログ

2014年7月15日

夏風邪に注意!

今週は大気の不安定により、

雨が降る日が多くなりそうですね。

 

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高温多湿な気候の日本では、クーラーの冷えなどによって

夏風邪を引くことがあるので注意が必要です。

 

夏はもともと皮膚の穴が開き、

発汗によって体温調節を行っています。

 

この時クーラーなどで身体を冷やすと、

開いている毛穴から冷えが入り込み、

夏風邪を引きやすくなります。

 

夏風邪は、

冬の風邪とは少し違う症状を見せるのが特徴的です。

主に、頭重(ずじゅう)、発熱、鼻水といった

一般的な症状に加えて、

食欲不振、嘔吐、下痢など

消化器系統の不調を伴うことが多いです。

 

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また、夏は皮膚表面からの水分蒸発も多く、

一方で冷房のきいた室内は空気が乾燥しているので、

どうしても水分を多く取りようになります。

 

ビール、麦茶、冷えた果物、冷麦、ソーメンなど、

身体を冷やす食べ物をとりがちになりますが、

冷たいものの取り過ぎは

脾胃(消化器系)の働きを低下させ、

水分の過剰摂取が消化酵素を薄めて、

消化能力を低下させる

いうこともあります。

 

脾胃の働きが低下した状態では、

身体全体の水分代謝もうまくいかず、

湿(しつ)がたまって、

夏風邪特有のムカムカや下痢などの症状になります。

 

このタイプの夏風邪によい漢方薬は、

発汗によって身体全体の水分代謝を高め、

胃腸の症状を改善する作用のある

勝湿顆粒「(しょうしつかりゅう)」

「?香正気散(かっこうしょうきさん)」

よく使われます。

 

夏風邪の発熱や喉の痛みを伴う時には、

「天津感冒片(てんしんかんぼうへん)」

併用するのがよいです。

 

葛根湯はよく風邪を引いた際に使用されますが、

発汗作用が強い薬ので、

夏風邪には慎重に使った方がよいでしょう。

 

 

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季節ごとの症状   2014年07月15日