薬膳について
本日と明日は薬膳について書きたいと思います。
まずはじめに、薬膳とは
薬膳の思想が生まれたのは中国です。
中医学では人体は自然界の変化の影響を受けている
有機的な統一体であり、身体の陰陽のバランスが崩れと
病気になると考えられてきました。
薬膳はこれらのバランスを調えるために、
毎日の食生活を通じて行う飲食療法であり、
「食療」または「食治」ともいわれています。
薬膳の目的は食品の性質と成分を応用し、
一定の臓腑に作用し、気血を調和し
陰陽を平衡し、疾病の予防や健身延年を目指すことです。
本日は冬の薬膳を紹介します。
冬は手足が冷えたり、人体の気や血のめぐりが滞って痛みがあらわれたりします。
また、冷えると人体の表面が収縮し、熱が外へ出にくく悪寒や発熱の症状が起こります。
これらの予防には熱性や温性の食材が効果的です。
腎経にはいって滋養、強壮効果がある 胡桃、クコの実、銀杏、大豆、黒ゴマ、鳥骨鶏、桂皮(ニッキ)、ショウガ
などの食材が適しています。
これら 大根、人参、ごぼう等の冬野菜と組み合わせるとより良いといわれています。
明日はこの食材を使った薬膳レシピを紹介します。