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三益製薬ブログ

2011年11月16日

冬季養生~周先生の健康講座~

おはようございますsun

昨日のブログは、社長に書いていただきましたnote

本日は、周先生の健康講座ですflair

 

冬季養生――「腎」を暖めましょう!


ここでいう「腎」は、腎臓そのもののみならず、ホルモン系、泌尿生殖器系、免疫系などに相当し、

水分の調整や聴覚、呼吸、頭脳活動、頭髪、骨や歯のカルシウム代謝、体温を温める作用などの生理機能を含みます。

年齢を重ねて、腎の機能が衰えると、骨が弱くなり、耳が遠くなり、皮膚から水分が抜けて肌がカサカサしてきます。


冬は寒の季節で、臓腑との関わりで言うと「腎」の季節です。


漢方医学の五行学説では、「腎」は、四季の中の冬に対応します。

体が冷える冬季は、「腎」が弱まりやすくなります。

ですから、長い冬に備えて腎の精気を温存することが、冬の養生法の基本です。

 

寒邪に対しては熱・温の食べ物で対処できます。体を中から温めて気の流れをよくし、痛みを緩和します。

暖かいものといえば、すぐにいくつか思い付くでしょう。

おでん、シチュー、生姜・ウイキョウ・唐辛子などの香辛料を使った鍋物が代表的なものです。

鍋物は空気の乾燥も防ぎますので、ウイルスの防御にも最適です。

さらに、冬の間には腎を補う、丈夫にする食物を摂ることが求められます。

冬の間に風邪を引かないためでもありますが、次に来る春の風邪(ふうじゃ)に抵抗するためでもあります。

腎に入るものとしては蝦・ニラ・栗・枸杞(クコ)・黒豆・黒胡麻などがあります。

黒は五行表にあるように腎を補う色です。しいたけ、黒きくらげ、昆布など黒いものを食卓に乗せてください。


「腎」に用いる「補腎薬」(腎の働きを補い、助ける薬)を紹介しましょう。


◆鹿茸・・・ニホンジカ、マンシュウジカの雄の幼角で、腎虚を強烈に補ってくれます。
       「名医別録」には、「久しく服すれば老いに耐える」とあります。


◆海馬・・・通称「タツノオトシゴ」。補腎壮陽の効能をもちます。


◆杜仲・・・トチュウの樹皮。肝腎の力を強める。安胎作用もある。
       腎虚証の腰部膝関節痛や、腰下肢脱力倦怠感によく使用されます。
       その他、インポテンツ、頻尿、流産防止など。
 

 

周先生の健康講座。

本日は、「冬季養生」についてでしたflair

漢方医学を身近に感じることができますね。

私も、冬は鍋を食べて、しいたけやきくらげなど黒いものも意識しながら

これからくる大の苦手の冬をどうにか

乗り切りたい

と、思いますsign03

健康講座   2011年11月16日