今回は尿の量についてのお話です。
平均的な一日の水分の出入りの量は
入る水2600ml
(飲料水として1500ml、食べ物から800ml、代謝によって体の中でつくられる300ml。)
出る水2600ml
(汗に600ml、尿に1500ml、便に100ml、呼吸中の水蒸気に400ml。)
①尿の量が少ない
尿量が極端に少なくなるのは、たいてい病状がある程度進行してからのことです。一般には、尿の量を毎回測ったりはしませんから、1日の尿量が何mlかと聞かれてもわからないでしょう。しかし、トイレの回数や1回の尿量が少ないなと感じることがあるかもしれません。そんな印象を放置しないことが大切です。
②尿の量が多い
1日の尿量が3000ml以上を多尿といいます。水分の摂取量が普通なのに3000mlも尿が出てしまったら、すぐに体内の水分がなくなってしまいますから、多尿の場合は必ず水分を大量に飲んでいるはずです。
健康やダイエットなどの目的で、意図的に何リットルもの水分を飲む人がいます。体に不要な水分は腎臓から排泄されるわけですから、このようなケースで尿量が多いのは当然で、病気ではありません。