おはようございます
昨日のブログは、社長に書いていただきました
本日は、周先生の健康講座です
冬季養生――「腎」を暖めましょう!
ここでいう「腎」は、腎臓そのもののみならず、ホルモン系、泌尿生殖器系、免疫系などに相当し、
水分の調整や聴覚、呼吸、頭脳活動、頭髪、骨や歯のカルシウム代謝、体温を温める作用などの生理機能を含みます。
年齢を重ねて、腎の機能が衰えると、骨が弱くなり、耳が遠くなり、皮膚から水分が抜けて肌がカサカサしてきます。
冬は寒の季節で、臓腑との関わりで言うと「腎」の季節です。
漢方医学の五行学説では、「腎」は、四季の中の冬に対応します。
体が冷える冬季は、「腎」が弱まりやすくなります。
ですから、長い冬に備えて腎の精気を温存することが、冬の養生法の基本です。
寒邪に対しては熱・温の食べ物で対処できます。体を中から温めて気の流れをよくし、痛みを緩和します。
暖かいものといえば、すぐにいくつか思い付くでしょう。
おでん、シチュー、生姜・ウイキョウ・唐辛子などの香辛料を使った鍋物が代表的なものです。
鍋物は空気の乾燥も防ぎますので、ウイルスの防御にも最適です。
さらに、冬の間には腎を補う、丈夫にする食物を摂ることが求められます。
冬の間に風邪を引かないためでもありますが、次に来る春の風邪(ふうじゃ)に抵抗するためでもあります。
腎に入るものとしては蝦・ニラ・栗・枸杞(クコ)・黒豆・黒胡麻などがあります。
黒は五行表にあるように腎を補う色です。しいたけ、黒きくらげ、昆布など黒いものを食卓に乗せてください。
「腎」に用いる「補腎薬」(腎の働きを補い、助ける薬)を紹介しましょう。
◆鹿茸・・・ニホンジカ、マンシュウジカの雄の幼角で、腎虚を強烈に補ってくれます。
「名医別録」には、「久しく服すれば老いに耐える」とあります。
◆海馬・・・通称「タツノオトシゴ」。補腎壮陽の効能をもちます。
◆杜仲・・・トチュウの樹皮。肝腎の力を強める。安胎作用もある。
腎虚証の腰部膝関節痛や、腰下肢脱力倦怠感によく使用されます。
その他、インポテンツ、頻尿、流産防止など。
周先生の健康講座。
本日は、「冬季養生」についてでした
漢方医学を身近に感じることができますね。
私も、冬は鍋を食べて、しいたけやきくらげなど黒いものも意識しながら
これからくる大の苦手の冬をどうにか
乗り切りたい
と、思います