望診とは、患者さんの外見のようすを目で見て観察することです。
患者さんが診察室に入った時から、医師は
体格や体型、姿勢等を見ます。
歩き方や座っている時に動作の特徴、
座っている時の姿勢や話すときのからだの動き、手足のふるえや、
顔面のけいれん等も観察します。
次に顔色、目の状態等も見ていきます。
顔は血が多く流れているため、血の変調が現れやすいところです。
とくに唇の色からは、血の不足や血の停滞等の
状態がよくわかります。
顔色は、からだの状態や変調した臓腑等によって変わります。
顔色の異常は大きく分けて、白色、青色、赤色、黄色、黒色が
あるとされています。
白 気と血が不足あるいは停滞している
青 寒邪の影響で気と血が滞っている
赤 熱がこもり、血が上昇している
黄 脾の変調により、水が滞っている
黒 腎の冷えが原因で気と血が停滞している
また目には臓腑の状態が現れます。
目の落ちくぼみ、まぶたの腫れ等も判断材料になります。
目が腫れぼったい場合は、水分代謝障害が起きており、
くまや色素沈着の場合は?血の場合が多くなります。
このようにさまざまな箇所で
からだの異常を判断することができるのです♪
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