本日は漢方薬を作用別にご紹介していきます。
まず、漢方薬は、瀉剤(しゃざい)、補剤、和解剤の
3種類に分けられます。
瀉剤とは身体の中の余分なものを取り除く薬のことです。
その中にも何種類かあります。
発汗剤 熱疾患や慢性の皮膚疾患などに用いる
麻黄湯(まおうとう)、葛根湯が代表的です。
瀉下剤 便や尿を排泄して、治癒機転を活性化させる
大承気湯(だいしょうきとう)等があります。
清熱剤 消炎・解読し、体液を保持する
百虎湯(びゃっことう)、消風散(しょうふうさん)が
主に使用されます。
また、補剤は、身体の中に足りないものを補う薬のことです。
補気剤 気虚体質の方に対して気を補い、
臓器の機能や治癒力を高める
四君子湯(しくんしとう)、人参湯があります。
補陽剤 陽を補い、寒を取り除く
八味地黄丸(はちみじおうがん)、真武湯(しんぶとう)が代表的です。
補陰剤 陰虚体質の方を治療する
六味地黄丸(ろくみじおうがん)、左帰飲(さきいん)があります。
和解剤は、中和解毒する薬で
発熱、おう吐、食欲不振、めまいなどの症状に使用され
柴胡(さいこ)を含む処方を用います。
漢方薬もいろんないろんな作用があるんですね♪
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