昨日、研究会主催で
九州大学医学部百年講堂会議室にて
中医自然療法講座が開催されました。
本日はその様子をご紹介します♪
4/20(日)のテーマは
『東洋医学と生活習慣病〜漢方の知恵〜』です。
講師は遼寧中医薬大学附属病院 教授
長崎国際大学薬学部 客員教授 李 剛氏です。
初回ということで
東洋医学の総論をメインにお話して頂きました。
今、日本の医療は
西洋医学が東洋医学に比べると
主流になっている現状です。
もともと、日本に古来から
受け継がれてきた医療は東洋医学です。
しかも、その中でも
漢方には1000年以上の歴史があるとのことです。
しかし、明治時代を迎え
西洋文化を取り入れるようになると
だんだんと西洋医学が浸透し、
現在に至ったとのことでした。
講義では様々な面白いお話がありましたが、
ここでは、中医学(漢方)の特徴の一つをお伝えします。
『標本同治』
意味は「本」は病気の本質(原因や病因)で、
「標」は病気の表面的(症状)な事です。
病気になると言うことは、
症状が現れることですから、
症状が病気だと思うでしょうが、
中医学では症状は「標」であり、
その症状が起こるための問題点を
体の中に持っていると考えています。
その問題点が「本」です。
このことによって
中医学は奥が深いことが分かります。
今後も、研究会では月に一度二時間程度の講座を
開催していくようです。
来月の日程は
5/18(日) 10:00〜12:00
講義内容『経路臨床応用?』
講師 遼寧中医薬大学第二附属病院助教授 王 開慶氏です。
受講料 3,500円
人数に若干空きがありますので
興味がある方はこちらまで
お問い合わせください。
国際天然物機能開発研究会事務局
TEL 092-411-8077
EMAIL info@denap.or.jp