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三益製薬ブログ

中医学から見る肌トラブル

『体調がよくないとお肌に出る』という言葉を

聞かれたことがあると思いますが

一体どんな秘密があるのか探っていきたいと思います♪

 

肌は体表部の壁として、

全身を守ると同時に体内の健康度を表す大切な体の一部です。

 

中医学の見方では、人体は内臓を中心にして、

血脈と経絡などのネットワークを通して

一つの統一体にまとめられています。

人の体表の疾患は、経絡を経由して内臓の機能に影響し、

逆に内臓の機能に失調があれば、

その症状が体表にも現れるとされます。

 

中医学では肌が内臓と密接な関係を持つことを、

「肌は内臓の鏡」といいます。

ここでいう内臓とは「肝・心・脾・肺・腎」の五臓です。

 

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では、この五臓は一体どんな働きをし、

肌とはどんな繋がりを持つのでしょうか。

 

【肝】

肝系統にトラブルが生じると、精神状態が不安定になり、

わけもなくイライラし、胸や脇が張って苦しい感じがあります。

また、爪につやがなく、割れやすいときは

肝機能が弱っていると考えられます。

 

【心】

心の働きが弱くなり、気血が不足すると、

肌を潤すことができなくなり、顔色が蒼白になって艶がなくなります。

中医学では「心の花は顔に咲いている」といわれるとおり、

いきいきと血色のいい顔色は「心」の状態にかかわってきます。

 

【脾】

脾は中医学では消化吸収機能と密接に関連付けられています。

消化吸収機能が衰えれば、

肌、唇、爪などが蒼白になり、体もやせます。

中にはむくみの症状が出る人もあり、

いずれも老化のスピードがアップします。

美肌になるためには、脾の機能を高めなければなりません。

 

【肺】

肺系統が衰弱すると、皮膚には潤いがなく乾燥してきます。

中医学では「肺は皮毛をつかさどる」という説があり、

肌に一番影響を与える内臓です。

肌のバリア機能や肌に栄養を送る気力は肺系統に関連しています。

 

【腎】

腎系統は生殖、発育をつかさどり、

老化のプロセスに関わる大変重要な器官です。

成人は老化のスピードが速くなり、肌にはしわやシミが増えます。

抜け毛、耳鳴りなどの症状もよく見られます。

老化を防止して美肌を維持するために、

腎を養うことは大事なポイントです。

 

 

このように、体の表面で起こっているトラブルから

体内部の情報が得れることはとっても為になりますよね♪

ご自分の美点、弱点を知りもっと魅力的になりましょう。

 

 

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中医学、漢方   2014年03月25日