漢方薬に広範囲にわたって用いられる生薬であり、
日本国内で発売されている
漢方薬の約7割に用いられている生薬を
甘草(かんぞう)といいます。
甘草は、
アジア・ヨーロッパに広く分布しているマメ科の植物です。
歴史は古く中国最古の医薬書「神農本草経」に、
「あらゆる薬の中心として、“国老”という名を与えられている」
と記されています。
甘草の薬効は、
「急を和し、百毒を解す」と表現されるように、
急激な痛みなどの症状を和らげ、
広い解毒作用を示すところにあり、
激しい咳や喉の痛みの緩和に効果があるとされています。
また甘草の薬効に対しては、
現代医学の面からもスポットが当てられ、
その秘密が次第に明らかにされています。
基本的な作用として、
環境の変化などに対応する人体の防御機構である、
細網内皮系(さいもうないひけい)を強化するため、
免疫力を高めてくれる作用や、
甘草のグリチルリチンは、
抗アレルギー作用のあるコルチゾンに似た成分で
強い抗ヒスタミン・抗アレルギー作用があるので、
炎症を抑え、かゆみなどの
アレルギーを抑制する作用もあります。
また最近では、
グリチルリチンが体のなかでインターフェロンを誘起し、
エイズウイルスを抑えたり、
糖尿病や動脈硬化の予防、コレステロールの低下に有効
といった新しい報告もされています。
また、
長崎国際大学においては
マウスを使用した実験で
甘草(かんぞう)に含まれる成分に、
精子機能を向上させる効果が含まれていることを発見しました。
“国老”と呼ばれる甘草は
なくてはならない生薬として扱われ
世界的に見ても最も重要な生薬といえます。
しかし、いくら良い成分だからといって
長期で多く摂取しすぎると
体がだるくなったり、血圧が上昇したりという
副作用がごく稀にあるので、注意も必要です。
今後も更なる成分の発見に
甘草がどんな使命を果たしてくれるのか
期待が高まります。
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