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三益製薬ブログ

周先生の健康講座〜黄酒(コウシュ)〜

本日と明日は、

周先生の健康講座にて

中国のお酒“黄酒”についてその歴史と、効能をご紹介させて頂きます。

 

黄酒とは、中国の米を原料とした醸造酒のことを言い、

日本でお馴染みの紹興酒は、代表的な黄酒です。

また、黄酒を長期熟成させたものを老酒と呼びます。

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中国酒の歴史はかなり古く、紀元前4000年頃とみられる出土品には、

すでに壷などの醸造道具や杯などが見つかっています。

有名な「戦国策」には、

「夏王朝(紀元前21〜16世紀)の開祖である禹王に、

儀狄が酒を造って献上した。」という記述があり、

お酒について書かれた最も古い文献です。

 

 

黄酒は中国全土で造られていますが、

主要生産地は長江南部です。

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材料はもち米で、醸造酒に分類されます。

酒精度は種類によって異なりますが、12度から18度あります。

黄酒の名称、品種は実に多く、名称の付け方も様々です。

名称の付け方として大きく分けて4つの方法があります。

 

1.酒液の色から命名…元紅酒、黒酒、紅酒など。

2.産地から命名…紹興酒、既墨酒、闌陵美酒など。

3.味から命名…丹陽甜酒、三冬蜜酒など。

4.醸造方法から命名…加飯酒、沈缸酒、封缸酒など。

 

中国の人々が黄酒を造るのは、単に飲むためだけではなく、

漢方薬の重要な補助材料にすることにも多く使用されています。

 

つまり、薬草を黄酒に浸潤したり、又は、黄酒で煮たり、焼いたり、炒めたり、

炙ったりすることは、一般的です。

 

このように、多くの漢方薬を黄酒で加工することにより、

薬草の効能を増大させる役目も果たしているのです。

 

漢方では、黄酒のことを「薬引」と呼び、

また黄酒は、料理に欠かせない調味料でもあります。

肉や魚などを調理する時に、隠し味として黄酒を加えたら、

料理が一層美味しくなるでしょう。

 

漢方では、酒は「百薬の長」という言い方があります。

その持ち味を存分に活かしているのが、薬用酒です。

明日は、漢方の場でどのように薬酒が活躍しているかをご紹介致します♪

 

 

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茶花、薬草、薬酒   2013年08月05日