毎日、ジメジメとした過ごしにくいお天気が続いていますね。
梅雨のお天気と同じく、毎朝スッキリしない・・・。
とお悩みの方は多いはずです。
美膳薬膳では、梅雨をスッキリ乗り切るための便秘解消レシピを
ご紹介をさせていただきます。
一言に便秘といっても、中医学では5つのタイプに分類されます。
今週は、2つのタイプについてお話をさせていただきます。
冷えによる便秘「冷秘」
生ものや冷たいもののとりすぎによって下腹部が冷え、
胃腸の動きが悪くなることが原因とされています。
体が冷えると便秘が悪化する、下腹部や足腰の冷えが強い、
寒がり、夜間の頻尿、腰痛などの特徴が見られます。
にら、ねぎ、らっきょう、ごま、くるみなど
胃腸を温める食材がオススメです。
血の不足による便秘「血虚秘」
病中病後、老後、産後、慢性疾患などで血(栄養)が不足して
胃腸の働きが弱まり、便を押し出す力が衰えていることが
原因とされています。
便秘が長期間続く、コロコロとした便が出る、動悸やめまいがする、
手足がほてる、寝汗をかくといった特徴が見られます。
血の不足を補い、滋養する働きのある黒ごま、黒きくらげ、
しめじ、人参、ほうれん草、桃などがおススメです。
すっきり薬膳レシピ
きのこたっぷりにらと春雨の薬膳スープ
<材料>
にら(1束)、干し椎茸(2枚)、しめじ(1/2株)、えのき茸(1/4株)、
干しエビ(20g)、春雨(10g)、ゆずこしょう(お好みで)、
干しエビ・干しシイタケの戻し汁(2カップ)、塩、醤油(各少々)
<作り方>
干しエビ・干しシイタケは水で戻しておきます。
にらは3cmの長さに切っておきます。
しめじ・えのき茸・戻したシイタケは石づきを取り、
食べやすい大きさに切っておきます。
鍋に干しエビとシイタケの戻し汁、戻したシイタケ・エビ、
しめじ、えのき茸を入れ、煮ます。沸騰したら、火を弱め、2〜3分煮ます。
塩・醤油で味を調え、春雨を加えます。
春雨が透明になったら、にらを加え、ひと煮たちさせて器に盛り付けます。
お好みでゆず胡椒をのせ、完成です。
【本日の薬膳食材】
にら:胃腸の働きを整えて、消化を促進し、腸内の蠕動運動を活性化します。
また、体を温める効果があり、冷えによる便秘や血の不足による便秘に有効です。
しめじ:食物繊維が豊富で腸内をなめらかにし、便通を促す作用があります。
腸内のコレステロール吸収を抑制し、排泄する作用もあります。
椎茸:椎茸は食物繊維を多く含み、ビタミンDを豊富に含んでいます。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、歯や骨を丈夫にしてくれます。
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